二代目和尚
二代目和尚

DTP駆け込み寺の二代目和尚です。

DTP駆け込み寺メールマガジンは、1998年5月1日に初代和尚が創刊1号を発行しました。この日をDTP駆け込み寺の建立日としています。

当初はまぐまぐだけで配信をしていました。
その後、2002年から住職が二代目に代替わりし、サイトや掲示板なども移転してきました。
ここでは、記念に「創刊1号」をご紹介いたします。

#文中のURLなどは当時のリンクのままになっています。




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          1998/05/1号 (毎週水曜日発行)

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ご登録いただいて、まことにありがとうございます。

このメールマガジンはDTP、印刷、MACに関する話題をお届けします。

網羅すべき範囲が広い事、それぞれの環境が違う事など、なかなか難しい面もありますが、困った時の何かの手助けのきっかけにでもなれば幸いです。

堅苦しくなく、初心者の方にも読みやすい物にしたいと思っています。

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みなさんこんにちは。たくさんの方々から励ましのメールいただきました。
ほんとうに、ありがとうございます。ご返事できなかった方、この場を借りてお礼を申し上げます。

世の中、DTPの鉄人が多々いらっしゃる中で、私ごとき低レベルの小坊主が「和尚」を称している事は、ホントにおこがましい限りです。私を、DTPの達人と勘違いされた方もいらっしゃるようで、ただただ恐縮するばかりです。

私のハンドル「rumor」は「噂」という意味です。ここに掲載されている事も「噂」程度にとらえていただき、鵜呑みにされないよう、くれぐれもお願い致します。

と、書くと「何を無責任な」と思われるでしょうが、

環境が違えば結果が違うことがある。
思いこみによる、迂遠な方法を話している、または間違っている。
投稿していただいた内容を検証できるとは限らない。

等の危険性があるからです。もちろん、故意にデタラメな話を掲載する事はありませんし、そのような投稿も絶対にご遠慮下さい。

「噂」の中から新たな発見ができれば、というのがこのマガジンの主旨で「壁に当たった時」や「いつも不便に思っている事、なんとかならないだろ
うか?」そんな時、何かヒントだけでも・・・と思うのは私だけじゃないのでは?というのが発刊のきっかけです。

活発な情報交換をめざし「うろ覚えだけど、たしか××だったと思う」「たぶん、××じゃないでしょうか?」という類の話をしますし、そういう投稿も掲載しますので、気軽に参加していただきたいのです。その結果「それは違う」「それじゃ不十分だからフォローしてあげよう」という投稿をいただければ、たいへん有り難く、ひとつの進歩といえるのではないでしょうか。

もし、混乱や、迷惑をおかけする事があれば、まったく不本意ですので、くれぐれもご注意下さい。

「そのような、内容だとは思わなかった」という方がいらっしゃいましたらこの場を借りてお詫びします。

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【おしながき】

 ・風のうわさ
 ・DTP日記・七転び八起き
 ・ちょっと便利な小ワザ
 ・駆け込み部屋・Q&A改め、聞くも答えるも一時の恥
 ・読者の広場
 ・おしらせ
 ・あとがき

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【風のうわさ】

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●アップル、来年秋MacOS Xをリリース
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 現在のマックOSと開発中のOS「ラプソディ」をベースにした新OS「マックOS X」(Xは10のことです)を99年秋に出荷する模様。マックOS8.5は今年秋に出荷予定。

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●アップル、Power Macintosh G3MT 300を発表
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 Power Macintosh G3 MT 300には、標準コンフィグレーションとグラフィックスコンフィグレーションの2モデルを用意。
5月下旬より販売を開始。価格はいずれもオープンプライス。
・・・・しかし、iMACって、ホントにあのスペックであの値段?(独り言)

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●新刊情報
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・DTPとデジタル印刷 パソコンで進む本づくり革命の基礎知識 CQ出版
1500円

・玄光社・印刷ガイドブック/製版・印刷編を発行
 「明解 クリエイターのための印刷ガイドブック」シリーズの第3弾
 2,100円。

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●新製品情報
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・クォークエクスプレス4.0日本語版29日発売
 Win版も近日予定(同時発売という話もあります)

・DynaFontプレミアム21書体パック ATM専用版
 カジュアル系、中国古筆、太丸ゴシックなど21書体を収録、ATM専用
 全書体JIS第二水準までの文字を含む。12,800円。

・EPS文様図鑑「日本の文様2 花木(椿・桜・梅・牡丹)」
 コブル・コラボレーション。ハイブリッド版12,800円。

・デジタルカメラ「カラリオ・フォト CP−600」エプソン
 5月30日に発売する。130万画素CCDの搭載 8万4800円。

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●その他・・・DTPと関係ないのですが、めずらしいので
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・インターネット冷蔵庫
 岡山市内のベンチャー企業とシャープなど5社で共同開発。ドアに液晶画面が付いていて、ホームページに接続して調理法など身近な生活情報を入手する。現在1台400万円、価格を下げて実用化を目指すとの事。


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【DTP日記・七転び八起き】

○過去編
 DTP以前の話なのですが、私がフィルム製版やってた時、塾の教材の表紙の印刷がありました。全面がベージュ(C10%+M10%+Y10%)でした。
しばらくしてもう一度同じ物を印刷しましたが、クレームが出て、印刷部門に呼ばれました。前回と色が違う、これはフィルムが違うのだろうと言うのです。しかし、フィルムは取り置きしていたので、違うということはありません。何故???

印刷はアナログの世界です。たとえば、印鑑やスタンプなど、力加減や、インク量で転写された物が違いますよね。少々乱暴な言い方ですが、それと同じ事です。

DTPで、色指定する時、1%きざみで指定できます。データ上ではデジタルなので、狂うことは、ほとんどありません(注1)しかし、そのデータが出力機でフィルムに焼き付けられた後は、アナログの世界になります。現像機を通って出てきますが、この現像液の状態、フィルムをPS版という印刷する板に焼き付ける時の露光量、PS版の現像液の状態、印刷機のインキの盛り具合、紙の種類、湿度などによる紙の状態・・・すべて、結果が違ってくる要因です。

それに、印刷の刷り始めと最後でも、微妙に色が違うことはよくあります。
もっと、極端な話をすれば、上記のような全面同色で、端と端を折り曲げて比べると、同じ面でも違いがみられる事があります。また、以前の印刷物は、多かれ少なかれ日焼けしています。

色にもよるでしょうが、再版でまったく同じ物を刷り上げるのは不可能なのでしょうか?
                               (和尚)

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○現在編
 私は、Photoshopで保存形式EPS-JPEGを使うようになったのですが、ここで、C100%+M100%にした部分がそれぞれ 99%になったり、CMYKすべて0%にしたものが1%入ったりしました。これって、JP EG で丸められるんですね。最初気づかずにバグかと思いました。
上記(注1)のほとんどってのは、こういうことです。

それから、印刷で色が変わるというのは、ベタ(100%)でも起こります。先日C100+M100が赤っぽく刷り上がってきたのを見て、目が点になりました。海や空がえらく赤いんですもん。「うわぁ〜やっちまった」と思いましたが、ベタベタの部分が赤いので、データのせいではないことがわ かりました。
                              (和尚)
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蛭川 綾子さんよりご提案をいただきました。
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【駆け込み部屋・Q&A】のコーナーですが、質問にタイトルを付けていただくとありがたいのですが。プロの方でもQ&Aのファイルを作って保存して参考にしたいと思われる方がいらっしゃるんじゃないかと思いますが、そういうとき簡単なタイトルが付いていると整理しやすいと思うのです。
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なるほど、その通りですね。種類別、内容などのタイトルの付け方を統一すればいいかも。どんな付け方がいいか、良いアイデアがあれば教えて下さい。今回は暫定的にタイトルを付け、お名前は末尾にしました。みなさん署名フッタは、さすがにコッていらっしゃるので、そのまま紹介する方が楽しそうです。メールアドレスなどは、希望がない限り掲載しないほうが良いと思いますが、どうでしょうか?
                              (和尚)
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【ちょっと便利な小ワザ】

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●Quark,その他
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「便利な」じゃないですが、Quarkでアイテムを消すときにCommand + Option + shift + "k"(or Delete)を押すと火星人がでてきてアイテムを消してくれます。。。。。
これって、有名なのかな?「今更?」って感じかもしれん・・・
     ☆

  ☆
〜〜〜〜〜 Nory 〜〜〜〜〜
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あはは。これは有名ですね。でも、はじめて聞いた時は「まさか」って思いました。ご存じない方もいらっしゃると思います。お試し下さい。でも、あれって、火星人だったんですね。知らなかった。

 今更ってネタでもモチロンOKです。読者の9割の方がご存じでも、1割の方に「なるほど」と思っていただければ意義があると思うんです。
                              (和尚)
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●Illustrator,レイヤー
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イラストレーターの話です。よく、デザイナーの方から、データをいただいて出力にまわしたりするのですが、未だにレイヤーをお使いにならない方がいらっしゃいます。ご存じないのか、他に理由があるのかは分からないのですが、読者の方はいかがですか?

私は、レイヤーはよく作ります。主にチラシを作成するのですが、白ふちを付ける文字と付けない文字をレイヤーでわけて、白ふちのレイヤーも別に作っておき、

白ふち必要文字レイヤーをレイヤーウィンドウで選ぶ。
鉛筆マークをダブルクリックして、そのレイヤーだけを扱えるようにする。
そして、白ふちレイヤーも選択可能にしておく。
ここでは、まだ、白ふちレイヤーには何もない状態。

すべて選択すれば、白ふち必要文字レイヤーにある物だけを選択できる。
それから、レイヤーウィンドウで、そのレイヤーの右端の、そのレイヤーに付けた色の「・」をOptionキーを押しながら、白ふちレイヤーにドラッグすれば、選択したものがコピーされるので、線=白と線の太さを設定すれば一発で白ふちができあがる。

校正後、白ふちレイヤーにあるものを一発で削除し、修正後同じ手順で白ふちをつける。作成時に注意が必要ですが、なれると便利です。応用で「影付き売価」もできます。

もっとも、レイヤーがあまり多いと出力のトラブルの原因になる事もありますので、レイヤー数上限は、出力側に問い合わせておいた方が無難です。
                              (和尚)
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【駆け込み部屋・Q&A】改め【聞くも答えるも一時の恥】

巻頭でお話しした理由により、タイトルを変えました。聞くのがはずかしいなんて思わないで、いっしょに恥をかきましょう(^^;

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●Photoshop,解像度
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>逆に、線画のイラストは、dpiを上げて、バックの白を0%にもっていけば
>いいです。また、モノクロ2値モードにすれば、白い部分を透明にするこ
>ともできます。

というところですが、

正確には、出力機の解像度に合わせる必要があると思いましたが・・・出力機や出力線数によっても違いますけど2400dpiや3600dpiなどですね。
175lpiで出力する場合、3600dpi以上の解像度の出力機が適切なので、この場合は3600dpiだと思います。

ただ、画像(写真)データの解像度と同様に、多少低かったり違ったりしても見た目的にはそんなに大差はない場合もありますね。わたくしも実際やる場合は、だいたい目安にしてる程度で、あまり正確にやっていません。

画像モードはモノクロ2諧調でフォーマットはTIFFで大丈夫なハズです。この方が、Quarkでバックは透明になるし、色を変えられるのでメチャメチャ便利ですっ

つまり、線画イラストの原稿は
●画像モード.......モノクロ2諧調
●解 像 度.......2400dpi〜(出力機に合わせる)
●フォーマット.....TIFF

スキャンする場合は、一旦グレースケールで取り込んでから、フォトショップで微調整(色調補正→2諧調化などで)してモノクロ2階調にしてます。
ただ、大量にある場合はいきなりスキャナで2諧調で取り込んでしまいます

(原稿状態がよくないと、なかなかキレイにいきませんっ)

というのが、わたくしの経験(本からの情報が多いけど)ですっ

>TIFFでも、白を透明はできるのですが、私の経験ではあまりうまくいった
>ためしがありません。

モノクロ2諧調のTIFFならわたくしは失敗したことの方が少ないですっもともとQuarkは、EPSとTIFFはサポートされてるはずなので、 TIFFを出力できない出力機は使わないようにしてます。昔はそういう出力機にあたってしまったこともありますが、最近はほとんどそういうことはないです。たぶん出力機もどんどん進化してるということなんでしょうね。

ただ、バックが白いグレースケールPhotoやカラー画像のTIFFを Quarkで貼り付け、画像ボックスの色を“なし”にすると画像の端が欠けてしまったりというエラーがでてしまうので、そういう画像はEPSがベストだと思います。

ところで、「バウ・ハウス」さんって雑誌に載ってたような・・・


あと、希望としては、フォントに関してもとりあげてくださいっ(いつでもいいです)「TrueTypeとPSfontの違い」とか・・・
     ☆

  ☆
〜〜〜〜〜 Nory 〜〜〜〜〜
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すみません。TIFFで、うまくいったためしがないというのは、グレースケールやCMYKで白を透明にしようとした場合でした。説明が足りませんでした(^^ ;

解像度ですが、3600dpiで、出力する場合、解像度を3600dpiしなくても出力可能だと思います。私もせいぜい2400dpi位にしかしません。イラストやロゴなど、dpiが高いにこしたことはありませんケド。

そもそも、解像度って不思議だと思いませんか?画像は350dpi、出力機は 3600dpi・・・1インチに350個や3600個のの点を打つとして、何でこんなに数が違うのでしょう?なぜ、出力はこんなに小さな点なのでしょう?

350dpiの画像データには、1インチに350個の点があり、これが、印刷物になると175線とすれば175個の点になるのですね。ここで、違うのは、画像の点はその点ひとつひとつが色を持っているのに対し、印刷の元となるフィルムに出力される点は、色ではなく大きさで表現されているということです。その大きさが網点のパーセントなのですが、その点をさらに小さな点の集まりで作っているので、出力dpiの数字が大きいのです。

フォントの話ですか。避けては通れない話ですが・・うー・・・けっこう勝手に解釈してるので、ますます恥のうわぬりになりそう・・・

PSはベジェ曲線、TrueTypeはスプライン曲線でできている。

アウトラインデータを持っていて、プリンタにダウンロードできるフォントがPSフォント、できないフォントがTrueType。PSプリンタで印刷時にPSフォントのほうはその文字の番号をプリンタに送り、プリンタ側が文字の形を作るのに対し、TrueTypeはMACの方で作ってからプリンタに送るので、大きなデータになり、プリンタ側のメモリがパンクしちゃうと印刷できない

PSフォントの場合でも、おくられた番号の文字を含むファイルをプリンタのメモリ上に展開するので、書体数があまり増えるとメモリによってはパンクして印刷できない。

まちがってたら、指摘して、ご教授下さい。
フォントについて、初心者の方にもわかりやすい解説を、どなたか投稿して下さいませんか?
                              (和尚)
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●DTP資格試験
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わたしはMACを使って印刷、広告関係の仕事に就こうと思い、今年8月にあるDTP資格試験を受験しようと準備をしています。関連する学校に通っていますが、この試験を受ける上での注意点、効率的な勉強方、具体的な試験対策などありましたら是非アドバイスをしていただきたいのですが?どうぞ宜しくお願いします!!
                    Naoto
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申し訳ない、私は受験したことがないので、お答えできません。
以前、雑誌で見た記憶、本屋で書籍を見た記憶があるのですが、よく思い出せません。資料請求などもできた記憶があるのですが・・・
どなたか、助け船お願いします。
                              (和尚)
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●Quark、XTension
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私の会社ではデザイナーさんは個人の粗画像用スキャナでクオークにあたりを貼ってきて、実画像の取り込みは私どもで入力して差し替えるといったパターンが8割位を占めてます。そのときクオーク上で差し替えると、しっかり位置決めをしても画面上は粗くしか見えないため、出力するとカラーの黒縁が出てる事が多く、結局はCEPS(RENATUS,SCITEX)で差し替えをしています。
CEPSよりMACの方が台数はあるのでなるべくMACを使用したいのですが、何か良いXTen sionや方法は無いのでしょうか?みなさんはどのように差し替えをしているのでしょうか?教えて下さい。よろしくお願いします。
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永瀬次郎
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これは、よくありますね。私も以前はQuarkオンリーだったので、わかります。しかし、中小企業で、CEPSなどなかったので、やり方が違うのですがその頃は、スキャナに写真を取り込んでもらい、サンプラーというソフトで張り込み用荒画像を作って、それをレイアウトしていました。で、本画像をプリントサーバ上で差し替えていました。これは大日本のものでした。

でも、それと同じソフトを持っていらっしゃる他の印刷屋さんは「レナトスがあるから使わない」と言っていたので、CEPSがあれば使えないものかもしれません。みなさん、よい方法ご存じないですか?ところで、写真分解をデータでもらうと、決まって周りを大きめに取り込んで下さって、「なんで、こんなに大きいのだろう?いっそまわりが出ないように切って取り込めばあとが楽なのに」と思うのですが・・・ダメかなぁ。
                              (和尚)
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●フォント
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今フォントを買おうとしているのですが(新ゴです),パソコンショップの広告には ATM フォントとPSフォントの2種類ありますよね?これはどう違うのでしょうか?あと,タイプライブラリーとはなんですか?
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ATMとPSって、同一視しがちなのですが、たしかATMの方は画面表示用で、PSは、プリンタ出力用です。ATM版のほうはプリンタにダウンロードできなくて、PSのほうはプリンタ用フォントにATM版も同梱されていたのではないかなぁ・・同梱といっても、データは同じで、インストーラーだけ別物ですけど。
タイプライブラリってのは、書体の形の集合を指すのではなかったかなぁ

いずれも不確実です。すみません(^^;助け船希望します。
                             (和尚)
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●Photoshop,解像度
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 雑誌や書籍、そして巷では製版のスクリーン線数の倍数のdpiで(つまり175線なら350dpiというふうに)印刷可能画像になるといわれています。
しかしこれにはその他の条件が必要であると思います。例えばコンピュータで作られた画像であるとか、画質にこだわらないものであるとか。

 3年ほど前になりますが、あるデザイナーさんがレンタルポジよりスキャンし、「CMYKのKをCへCをMに移動」したものをカンプにして(詳細はちょっと忘れてしまいましたが)それと同じ作業を製版会社でスキャンして行わせたところ色が全然違ってしまいました。CMYK の各色の割当がかなり異なったからです。特にK版は顕著でした。Mac用のスキャナではかなりK版があったのですが、製版会社のドラムスキャナではかなり黒い(暗い)と思われたところでもほとんどありませんでした。

 dpiだけ合わせても階調であるとかCMYKの配分であるとかがスキャナの能力によってかなり異なるということはあまり知られていません。
 またdpiを合わせるために水増しする(初めは200ぐらいのものをPhotoShopで350dpiに上げる)方もまだいます。
 画質にこだわらないものであるのならどうしようと構わないのですが、色校正を見て「もっときれいにならないか」と言うのなら初めから充分な用意が必要でしょう。

 カンプについて
 最近はエプソンなどのきれいなカンプが実践で使われるようになりましたしかしこれと印刷とは異なります。たいしたことのない写真などはプリンタの方がそれらしくごまかされてきれいに出ます。「それに合わせろ」というクライアントが未だに多数います。中には「プリンタの方がきれいだ。製版が下手だ」とぬかす輩までいます。対処方法があれば教えてください。よろしくお願いします。

鈴木正治
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 少々誤解されているのかもしれません。日本の製版分解では、写真の真っ黒な部分でもK100%入れずに60%程度に抑えてのこりの暗さをCMYに振り分けるのが定説になってるようです。外国の写真分解は、Kに100%もっていったりするので、日本の印刷物と印象が違ったりします。ですから、Kにどの程度入るかは、設定次第で、スキャナの能力とは別物なのです。

たしかに、設定を合わせても、同じ網にはならないとは思いますが、その設定の異なるデータでK版を移動させたのならば、かなり違った事でしょう。
PhotoshopでRGBをCMYKに変換するときに、カラー設定〜色分解の設定を変えてやってみると、よくわかります。

それから、解像度アップは、Photoshopがジャギーとジャギーの間をうめてくれるのでまったく無駄とも言えない場合もあります。まぁ、ボケるんで、あまり使えませんケド。

初めから充分な用意が必要は、まったく同感!
「こんな原稿でどないしょー」(失礼)ってこと、よくありますもん。

カンプについては、いつもやってるので、よくわかります。
発色も紙の反射も違う事をクライアントによく説明して、理解してもらうしか、ないのかなぁ。みなさん、どうでしょう?
                              (和尚)
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☆★☆★ ご注意 ☆★☆★

環境の違いなどで、Aの環境ではOKなことも、Bの環境ではNGということがあります。出力側と相談して、出力する環境に合わせる事が大事です。

ここで、出来ることはあくまでもアドバイスでしかありません。それにより起こった、いかなる損害にも対処できかねますので、ご了承下さい。

わからない所、わかりにくい所はご指摘下さい。

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【読者の広場】

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●バンブーさんより
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 私は、実際DTPスクールやデザイン学校に通って得れる知識はほとんどマニュアルや解説書で覚えられると思います。(和尚はどう思われますか?)特に現場のDTPトラブルをまとめた良書がここ1年ぐらいにたくさん出版され私のような質問する人がいない者には大変助かっています。
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本を読んで、どの程度理解できるか、どのような良書にめぐりあったかは、人それぞれ違いも出てくるので、一概には言えませんが、現場でアルバイトでもできれば、一番だとも思います。
                              (和尚)
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●daveさんより
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おおっと、結構、無茶始めちゃいましたね(笑)。
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あ、やっぱりそういわれちゃいましたね(^^;
彼は、10年来の友人なのです。印刷関連でもデザイナーでもないのですけど、DTPやってます。
                             (和尚)
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●羽賀 法子さんより
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要望なのですが、今 WindowsでのDTPに、はまっています。(@_@)
ほとんどの出力屋さんはまだまだMAC主流だし、もちろんMACのほうが色々やりやすいのはわかっているんですが、自分は Windowsで挑戦しなければならないんです・・・。
ぜひ、MACだけでなく、Windows でのお話も聞かせてください。
+++++++++++++++

Windowsですかぁ。シミュレーションゲームだったらいろいろアドバイスできるのですが((((((^^;
先日、Windowsのイラストレーターを見る機会があったんですが、どぉーもなじめませんでした。スイマセン(^^;
Windowsの話、見つけたら紹介します。みなさんも投稿お願いします。
                             (和尚)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

●松本有香子さんより
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近々、アルバイトで120ページのモデルのカタログが入る予定なんですが、なんとイラストレーター仕上げです。業者がQuarkを持っていないからだとか。
イラストレーターしかダメってところ、結構あるんですが、私はイラストレーターはDTPソフトではないんと思っているんです。皆さんはどうなんでしょうね。
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おぉ、面付けなども、大変そうですね。メモリ&マシンパワーがないとツライかも。私は以前はほとんどQuarkオンリーだったのですが、今はIllustratorオンリーです。仕事内容と、出力環境で、こうなってます。追々、お話しますね
                              (和尚)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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【おしらせ】

○各コーナーの投稿を募集しています。ぜひぜひご参加下さい。e-mailの便利な所は、聞きたい事だけ、伝えたい事だけを気軽に送ることができるということですよね?気負わなくて、ほんの2〜3行でも充分です。

 なお、誌面の都合で勝手ながら編集させていただく事があります。
 また、当方で掲載不適当と判断したものは、掲載を見送らせていただく事がありすのでご了承下さい。

 また、「DTP駆け込み寺」で掲載するものは、あくまでもアドバイスでしかありません。それにより起こった、いかなる損害にも対処できかねますので、ご了承下さい。


 各コーナーへの投稿、ご意見・ご感想・ご要望、苦情(^^;・・・等はこちらまで。
 rumor@lares.dti.ne.jp

○購読、解除をご希望の方は以下のアドレスでお願いします。
 http://mag2.tegami.com/mag2/
 マガジンID:0000003554「DTP駆け込み寺」

○このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。
( http://www.mag2.com/ )

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【あとがき】

今回は「DTP日記」が予告とは少々違う形になりました。その他のコーナーで「DTP日記」に書くつもりだったことが、出てきているせいもあるのですが(^^;

毎回、テーマを決めて投稿の募集を考えてます。
よそは、どんなふうにやってるのだろう?ってことないですか?
何か、お聞きになりたいテーマがありましたらどうぞ。

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[[[[[[[[[[ ではまた来週お会いしましょう ]]]]]]]]]