[<フォーリン・アフェアーズ リポート プレス・リリース>]
株式会社 フォーリン・アフェアーズ・ジャパン
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米ワクチン研究者、世界での新型インフルエンザ・ワクチンの絶対的不足を告発
し、対応措置を求める(9/30/2009)
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アメリカのワクチン研究者のデビッド・フェドソン氏は、10月10日発売の「
フォーリン・アフェアーズ リポート誌」10月号のインタビュー記事「新型イ
ンフルエンザ・ワクチンの不足をいかに埋め合わせるか」で、世界的にみれば新
型インフルエンザ・ワクチンが不足するのは避けられず、ワクチン供給量を増や
す新たな措置を講じるとともに、途上国での感染者の症状を和らげるための医薬
品流通をグローバルレベルでとる必要があると警告した。
フェドソン氏へのインタビューで、「現在9カ国(アメリカ、カナダ、西ヨーロ
ッパの5カ国、オーストラリア、日本)に存在するワクチンメーカーは、合計す
れば8億4000万人分のワクチンを生産できるだけ」なのに対して、ワクチン
メーカーを国内にもつ9カ国の総人口だけでも7億5000万」に達すると指摘
し、「これでは、世界の数十億の人々にワクチンを提供することは到底できない
」と警告している。
同氏は、アジェバント(免疫調整剤)をワクチンに加えれば、ワクチン接種対象
者の数を4倍に増やせるし、生ワクチンを認めれば、特定の時間枠で生産できる
ワクチンを100倍に増やせると指摘している。さらに、途上国で新型インフル
エンザに感染した人々のために、インドや中国などが大量に保有する肺炎その他
の感染治療に用いる後発医薬品を調達することも考える必要がある、とコメント
している。ワクチン先進国の日本と比べて、途上国は非常に困難な状況に直面し
つつある。
日本で発行されている月刊フォーリン・アフェアーズ リポート(http://www.
foreignaffairsj.co.jp/)は、世界的に有名なアメリカのシンクタンク、外交問
題評議会(http://www.cfr.org)がそのフラッグシップジャーナルとして発行す
るフォーリン・アフェアーズ誌の日本語版で、フォーリン・アフェアーズ リポ
ートでは、フォーリン・アフェアーズの論文だけでなく、CFRのリポートやイン
タビューなども日本語で随時掲載している。フォーリン・アフェアーズ・リポー
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