はじめまして。
Japan Colorはアメリカのセッティングに比べるとCMY3色で濃度を出すため、スミのかぶりはそれほど出ません。
むしろ高濃度なインクセッティングを扱える印刷会社では逆にCMYKトータルが380%まで対応出来るため、SWOPを元に分解テーブルを作っています。
(印刷、インクジェット問わず)プリント出力が明らかに暗いほうに転ぶことが多いのは、あきらかにモニタ出力が間違っていると思います。
基本的に印刷の場合、データ作成側の環境で出来るのはモニタ出力のキャリブレーションのみとお考えいただいたほうが良いと思います。
オンディマンド印刷であれ、インクジェットであれ、データに無い部分は結果に反映しませんので、まずモニタのキャリブレーションを行った上でデータとの差異を埋めるべきかと思います。
僕の環境はハードウェアキャリブレーションが取れるモニタではありませんが、定期的にセンサー+ソフトウェアによるキャリブレーションを行っています。
(これは68K Macの時代から一貫して続けています。)
それでも同一データを数社に入稿した場合に異なる結果が生じます。
そうなった時、初めて印刷会社のセッティング、プロファイルがあればそれを知らせてもらうようにしています。
恐らくこの問題はハードウェアキャリブレーションを行ったとしても起こりうるので、僕はセンサーによるキャリブレーションまでに出費をとどめております。
最近はコスト削減で、校正刷りを見れないようなスピード印刷を指定されるケースもありますが、刷り上がりを見て愕然とするようなことはほとんどありません。
色フセだけの指定ならまだしも、もしも写真加工を含むデータをご自分で扱うのなら、データ作成側では最低限モニタキャリブレーションをするべきだと思います。
[8034] mike (2010/02/24 Wed 13:37)