組の一般ルールでの段落行頭1字インデントの場合、段落行頭に起こしカギが来た場合5559-1になります。そして段落内行頭の起こしカギは天付きの5559-2。これに行末句読点ぶら下がりを併用すると、途中に英文が入らない限り、また本文に詰めをかけない限り、升目にほとんどぴったり納まり、左右の行と各文字の高さがそろいます。
新聞組では段落行頭の起こしカギは5559-3、段落内行頭の起こしカギは5559-1の組み合わせ。
手近の出版物(コマーシャル物を除く)を調べてみれば分かるはずですが、段落行頭起こしカギが4のケースはほとんどありません。
察するにこれは左右行と文字をそろえる美的要素からきていると思います。
JIS規格でもいくつかのバリエーションがありどれを採用するかは組む人もしくは編集者の感性に任せられています。自信がなければ一般ルールに従う。
起こしカギの組ルールの解説は以下を参照。
http://www.japanlink.co.jp/dtpjiten/pdf/pdf01.pdf
[5572] jiya (2009/08/17 Mon 12:39)