追加で。
「大昔」といっても、Adobe RGB・sRGBはプロ・コンシューマ問わずずっと混在していました。今でも、表示機器にしてもsRGB「相当」だけでなく、AppleP3などの広色域もプロアマ両方で次第に普及してきています。「汎用」の概念自体古いです。
また前に挙げたように画像を作るデバイスも各種あるため、正しく開きたいのであれば画像毎に生まれたコンテキストを推測し、適切にプロファイルを操作しなければなりません。
※CMYKにしてもそうで、新しめのPhotoshopであればJapan General Purpose 3(一般用-日本3)がプリセットに追加されており、これの作業用CMYKはJapan Color 2011 Coatedになっています。これまでのように何でもJapan Color 2001 Coatedにしておけばなんとなく済んでいた時代とは違っています。
プロファイルが削除されているものはだいたいsRGBであると見なしてしまうと、逆に時代に取り残されてしまうかもしれません。今はそれで仮に9割正しくても、プロであるなら残りは捨てていいことはないですし。
というわけでやっぱりプリセットに正しさを求めるのではなくて、画像ごとにきちんと考える方向が良いのかなと考える次第です。
余談ですが
某有名同人印刷所は昔「プロファイルの無いものはAdobe RGBと見なして開きます」と書いていたのがいつのまにか「sRGBと見なして開きます」に変わっていたんですが、先にも挙げたようにアマチュア/セミプロも「マシン買ったら広色域モニタだった」なんて普通にあるので、同じ間違いを繰り返してるなぁ、そうじゃないよね、と思ってマス。
[20320] やも (2020/06/11 Thu 09:45)