>「プロファイルがない画像は、汎用機器で撮影し、汎用モニターで確認されたデータである。つまり、sRGBで開く方がよい」
iPhoneや画面キャプチャ等、Adobe RGBに近い広色域なものも増えてきています。
一般用-日本2は、sRGB以外の全ての画像にプロファイルが埋め込まれている前提で、正しい処理が(自動で)できるプリセットですから、どこでプロフィアルが削除されるか分からない状況では前提は崩れているかと思います。
カラー設定のプリセットはあくまでもPhotoshopデフォルトで、これとは別にドキュメントプロファイルがあり、この二つの兼ね合いをカラーマネジメントポリシーで決めますが、実は最も重要なのは「開くときに確認」のチェックが入っているか否か、です。
一般用では全てオフになっており、カラーマネジメントポリシーの設定に従い自動的に無警告で開きますが、先に挙げたようにプロファイルの無い画像が全てsRGBだとするのは危険ですから、ここは警告するようにチェックを入れておくべきです。
このチェックを全部外してもいいのは、カラーマネジメントポリシーに従って作業用スペースとの兼ね合いを自動決定して良い場合だけで、実はそういう理想的な状況ってそう無いんですよね。
ちなみに私はカラー設定は仕事ごとにプリセットを作って切り替えて使用しています。プリセットはあくまでもただのPhotoshop側のデフォルトで、重要なのはドキュメントをどのプロファイルで開くかだけですから切り替える必要は無いっちゃないんですが、仕事によってCMYKプロファイルが2001だったり2011だったり、sRGBと見なしてよい画像だけだったりするので、単に作業効率のために切り替えてます。
結論としては、「正しい」プリセットなどはなく、内容を理解した上で仕事に応じて切り替えること。
また、今どのプロファイルを使って色を表示しているのかきちんと確かめること。
かと思います。プリプレス用が勧められているのには、確認チェックが全てオンになっていて、画像毎にプロファイルを意識しなければならない、というのもあるでしょうね。
[20319] やも (2020/06/11 Thu 09:19)