やもさんの回答で必要十分ですが、次回の業務に活かしていただけるよう、蛇足ながら補足しておきます。
gemさんの会社は業務としてデザイン・制作を行っていますか?
最終的に刷られる印刷物はオフセット印刷ですか? オンデマンドですか?
プリンターは社内のものかと思いますが、DocuColor1450GAクラスの高画質なレーザープリンタですか? もっと安価で一般的なカラーレーザーですか?
一般的なインクジェットプリンタですか? RIP付きのインクジェットプリンタですか?
モニタはAdobeRGBを十分に表示できる色域の広いものですか?
一般的な安価なモニタや内蔵モニタですか?
モニタやプリンタはキャリブレーションされていますか?
キャリブレーターはお持ちですか?
色見本帳・カラーチャートはお持ちですか?
印刷会社と、目標としている色の基準についてコミュニケーションできていますか?
印刷通販などを利用していて、仕上がった刷り上がりをみることしかできない関係性ですか?
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今回の件、お手元のプリンターはカラーマネジメントされていないでしょうから、基準にするのは難しいでしょう。また、レーザープリンタかと思いますが、現状、彩度が低い仕上がりのようですので、オフセットに近似させることが難しいのではないかと思います。
まず、CMYK値をどう指定するとどんな色が出るのか、いつも印刷をお願いしている印刷会社の標準的な仕上がりを知っておく必要があります。印刷会社自身が作成したカラーチャートがあれば、それを参考にします。提供されていない場合は、DICやTOYOのカラーチャートを参考にします。両方あれば、比較して傾向を知ることもできます。
専用のオレンジインキを用意したり、マゼンタを蛍光ピンクと差し替えたり、Kaleidoインキを使ったりしない限り、マゼンタとイエローを掛け合わせて出せるオレンジの色合いはチャートの範囲の色となります。CMYKの範囲で出る色を把握し、その中から色を選びます。
値を決めてデータを完成させたら印刷会社に「色校正」出力を依頼します。本番の印刷機で刷ってもらうのが一番ですが、相応の時間と予算がかかります。校正刷り専用械や、インクジェット校正機で出力したものの方が差異は大きくなりますが、十分に参考になります。印刷会社の対応可能範囲にもよりますが、基本的には色再現の重要性と予算から判断することになります。
なお、印刷は、様々な理由によって目標としている色とのずれが生じます。実際の印刷物を目で見て実感したり、測色してずれを数値管理する経験を積んで、どこまでが通常発生しうる範囲で、どこまでを許容範囲とするか、何故そういったずれが生じるのか、印刷会社とコミュニケーションしながら理解を深め、案件によって基準を明示できるようにし、そのことをお客さんへ説明できるようになっておきましょう。
また、ご自身の使用するモニタ、社内のプリンタをカラーマネジメントし、印刷を近似できる環境を整えます。ここでも、どのぐらい似せることができて、どのぐらいずれるのか、それは何故なのか、理解を深め、説明できるようになっておきましょう。
なんにしても、信頼出来るモニタ、信頼出来るプリンタ、調整するための測色機、色を正しく見るための照明、色見本・カラーチャートなど環境を整えないと、自信を持って仕事をするのは難しいと思います。また、JapanColorなどオフセット印刷の基準と運用の知識、色を正しく伝え合意する方法を身につけないと、この先ずっと色で振り回されることになります。疑問に思うところが出発点ですので、ぜひこれを切っ掛けに深めてみてください。
[19065] noellabo (2017/03/04 Sat 15:25)