新聞や雑誌をやっています。管理職ですが。社内・社外で色校正をしています。インクジェットプリンター機を使っています。
1.測色と調整で本機と同じような刷りが出るようプリンターを調整。
2.用紙も本紙に似た色(地色を模した)にして、必ずその紙を使う。
3.色校正紙の校了紙を印刷現場に貼って、結果をそれに近づける。
4.あるいはPDF校正の場合は、印刷現場にキャリブレートした液晶を置き、そこに表示させる。
こんな感じです。
外注している印刷会社には、色校と結果の色の違いについては指摘し、徐々に近づける。印刷会社は色校正を外注しているのだが、同様に指示しているらしいです。
悪口を言うつもりはありませんが、許容範囲ですよ、は困りますね。同じ台詞を聞いたことはありますが、それを言う方はちゃんと仕事をした上で口にされますね。
そもそも本機校正に意味があるのでしょうか?ということですが、本機校正には、理想の色に近づける役目だけでなく、色や濃淡の限界をクライアントやデザイナーに知ってもらうという役割もあります。私はむしろその意味が重要です。たとえば特色(DIC)が使えないなか、CMYKでどこまで理想に近づけるか、その限界はどこかを知ってもらう・共有するために本機校正を使います。インク総量何%のところはツブレてしまいましたね、とか。キン赤(M100%Y100%)は朱色っぽいのでどうしますか(何か足すか引くかこれでよしとするか)。
こういった相談をするための、皆の目の前に置く検討材料です。
[17863] たきよん (2015/03/18 Wed 10:04)