いつも楽しく読ませていただいております。
現在、自分なりに「Indesignでいかに精密に組版をするか」という情報をまとめようと思い、文字組みアキ量設定を作っている所なのですが、行末全角/半角処理について奇妙な挙動を発見しました。お知恵をお貸しいただければと思い、書き込ませていただきます。
[環境]
Mac osx 10.8.5
Indesign CC 日本語版 9.2.1 (2014年6月6日現在の最新版)その他、CS5でも確認。
男性。
[問題]
「文字組みアキ量設定」にて、行末処理全角/半角としたい場合、デフォルトの最適50%、最大50%の設定ではバグがあるため、最適0%/最大50%にせよ、という情報を某DTPブログ様で知り、実践しました。
ところが欧文を混植してみると、半端な位置で読点が止まってしまいます。
画像では三段落目です(四段落目は、0%〜50%に変更したもので、こちらの挙動は間違ってはいません)。
欧文に限らず、例えば手動で半端なアキ(八分など)を挿入すると、やはり半端な位置で読点が止まります。
画像の文字組みアキ量設定は、デフォルトの物から行末部分を「基本設定」で変更しただけのものです。
期待する結果は、いわゆる普通の全角/半角で……このように読点の位置がブレられると困るのです。
[設定]
ぶら下がり 無し
禁則調整方式 「追い出しのみ」以外(基本的には「調整量を優先」を使います)で発生。
縦組・横組どちらでも発生。
画像では小塚明朝で打っています。
[質問]
この挙動では、0%/50%設定と、0%〜50%設定の違いがわかりません……。
1. これはバグではなく、何らかの設定箇所があるのでしょうか。
私が何らかの設定を見落としていたり、何か勘違いしているのでしょうか。
2. これはバグだが、バグなりに有効な対処法があるのでしょうか。
現状では、これをバグとして受け入れ、普通の組版では二分以下の半端が生まれるのは和欧混植の場合のみだと思いますので、欧文を検索してこのような箇所が無いかチェックする……というような事を考えています。
そもそも滅多に起きる事では無いようですが、起こる可能性がある時点で問題と捉えております。
普段、皆様は行末全角/半角処理をどのように行っているのでしょうか。
それとも、組版にIndesignなんか使わない。なんて方もいらっしゃいますか。
この問題も含め、組版に関するその他諸々をまとめ、Adobeにはバグ又は要望として送信しようと思っています。
よろしくお願いします。
[16938] hiko (2014/06/06 Fri 22:29)