トラブルではないのですがあまりに気になるので
投稿させて頂きます。
普段はOS 10.8.5環境下でCS3をメインに仕事をしています。
今日、顧客から素材として回ってきたロゴのPDFを
Illustrator CS3で開こうとしたところ、
「新しいverのIllustratorで作成された〜云々」とアラートが出ました。
それ自体は珍しいことはではないので、アウトラインデータを
拾おうとIllustrator CS6で開くとフォントが足りないと言ってきます。
Illustrator CS5.1でも同じです。
使われていたフォントが手持ちにないものだったので
難渋していたところ、CS3で開くと、アウトラインデータに
なっていることに気付きました。
仕事自体はCS3で開いたデータで問題なく進行できますが
どうにも納得行きません。
これは普通の現象なのでしょうか。
それとも何かのエラーなのでしょうか。
お知恵を拝借できれば幸いです。
[16844] このは (2014/05/26 Mon 19:28)
自分もあまり詳しくはないし、状況が複雑なので箇条書きでレスします。
・PDFに埋め込まれたフォントはエンベットの際にカスタムフォント化される(らしい)ので、PDFをIllustratorで開こうとすれば、必ずフォントのアラートが出ます
・「新しいverのIllustratorで作成された〜」は、PDFを作成したIllustratorよりも開くために使用しているIllustratorのバージョンの方が古いために表示が出ます(※PDFであってもIllustratorのバージョンの制約は残ります
・CS3でアウトラインになっているのは、新しいバージョン(CS6以降)で効果を使用したため、下位バージョンで開くと強制的にラスタライズされたと推測されます
以下、老婆心ながら…
もし可能であれば、クライアントさんからPDFではなくIllustratorのデータ自体を支給してもらうようにお願いしてみてはいかがでしょう?
Illustratorで作成したPDFであれば今のようになんとかなるかもしれませんが、今後InDesignなどで作成されたPDFが回ってくるかもしれませんので、今のうちに「支給データはネイティブ形式で」というのをクライアントさんにお伝えしておいたほうがよいと思います。
[16845] あかつき (2014/05/26 Mon 21:41) web
ありがとうございます。
データはキチンと作成されたブランドマニュアルに沿ったものですが、間に何人も人が入りますので元データは手に入らないものと諦めています。
ましてや今回の場合、CS3では開いていますので尚更ですね。
問題のロゴに関しては、効果を使用していたとは考えられない状況なので(すでに比較できるものが展開しています)強制的にラスタライズされたとは思いにくい状況です。
クライアントとしては「問題にならなければいい」という立場ですし、それもあながち間違いではないとも思いますが、どうも何が起きているのかワカランというのは気持ちの良くないものですね。
[16848] このは (2014/05/26 Mon 23:52)
もしお持ちでしたら支給されたロゴPDFファイルをAcrobatで開き、プロパティを見てみてください。
フォントタブに使用フォントの情報が書かれています。
ここが空欄であればフォントは全てアウトライン化されています。
何か表示されていればアウトラインになっていないものがあると思われます。
この点まずはご確認ください。
ついでにPDFが何から作成されたものか、バージョンまで拾えると思いますので、
その情報も確認して書いていただければ、諸々確認する手がかりになると思います。
[16846] リッペスト (2014/05/26 Mon 21:48)
ありがとうこざいます。
PDFはIllustrator CS6で作成されており、埋め込まれたサブセットが数種類です。サブセットについては正体が見えているのでいいとして、問題のフォントに関してはReaderでもAcrobatでも、プロパティには表示されていない(フォントが存在しない=アウトラインがとれている)状態なんです。
にも関わらず、プロパティには存在しないフォントが「足りない」とされ、その部分は選択も出来る状態になってしまうんですね。(もちろん置き換えフォントですが)
具体的に申しますと、ホテルチェーンのロゴで、ホテル名の後に地名が続いています。
ホテル名は問題のないアウトラインデータなのですが、地名は追加する都合上、親和性のあるフォントを使っていると見えて、この部分がCS5.1とCS6では「フォント扱い」になってしまいます。
ロゴは極めてシンプルなものなので、妙な加工をしているとも思えず、なんとも腑に落ちない気分です。
[16849] このは (2014/05/27 Tue 00:17)
テキスト部分に、効果の「パスのアウトライン」または「オブジェクトのアウトライン」をかけると、アウトライン化された状態でPDFになります。
それをIllustratorでオープンした場合、フォントがその環境になければ当該フォントを求めるアラートがでます。
IllustratorでPDF保存する場合、通常は「編集機能保持」にします。
この場合、PDFファイルの中にPDFとIllustrator編集用のデータを両方持ちます。(後者は「隠し持つ」というべきか)
Illustratorが使うのは後者の部分です。
で、下位バージョンのIllustrator(CS4以下と思われる)で開く場合、恐らくPDF部分を開いているのではないかと。というより、PDF部分しか解釈できず、そこしか開けないのかも。
[16850] とくめいその100 (2014/05/27 Tue 13:35)
ご指摘ありがとうございます。
普段、CS6を使わないものですから機能をまたも理解しておらずお恥ずかしい限りです。
今、『効果の「パスのアウトライン」または「オブジェクトのアウトライン」をかけると、アウトライン化された状態でPDFに』なる旨確認しました。確かにこれだとPDFからフォントは確認できないですね。CS3での開き方等も合わせるとこれが正解かと思います。
問題は「なんのために」という部分だと思うのですが、そもそも論で「書式/アウトライン」にする、若しくは「アピアランスを分割」すればいいだけのモノが前述の状態になっているというのは、何か意味があると思われますでしょうか。
自分の作業用ということであれば、そもそも効果を使う必要はないでしょうし、そのPDFが配布されることを考えれば、一般的には完全にアウトライン化してしまうと思います。回ってきたPDFは2ファイルで、1ファイルは問題なく開いたことを考えると、単なるケアレスミスということも考えられると思うのですが、何か利点があるのであれば知っておきたいところです。
[16856] このは (2014/05/28 Wed 18:30)
最近はPDFをそのまま製版データに回します。
最近どころでなく、早いところは大分まえからやっています。
フォントの「埋め込み」でなく、アウトライン状態にしたPDFを渡すのはリスクの回避のためです。
埋め込まれているはずのフォントが出力できない、などといったトラブルは未だにゼロではないです。最終出力環境までは制作側には「読めません」から。
↓この掲示板でも、つい最近こんなトピックが挙っているじゃないですか。↓
http://www.dtptemple.org/imgbbs/index.php?mode=thread&id=16840&page=1
なお、Ilustratorで開き直せばテキストの編集が可能である点は重要です。
再編集が可能である方が「良いに決まっています」から。
[16857] とくめいその100 (2014/05/28 Wed 18:48)
ウチも、校正・下版とも7〜8年前からPDF一本です。
制作サイドとしては「堅い」材料を回してもらえると助かるんですが、最近は、クライアント側から渡されるデータが極めて「中途半端」なケースが増えたような気がしますね。おっしゃる通り、今回の件に関しては何のメリットもないと思われますので、ここは「制作側の認識の甘さによる不具合」と捉えるのが素直なような気がします。
ありがとうございます。
[16858] このは (2014/05/29 Thu 00:56)
怪しいPDFデータをイラストレーターで開くのであれば直に開かずにイラレ側で一度配置して、それを「透明部分を分割・統合」し「すべてのテキストをアウトラインに変換」でアウトライン化したほうがトラブルが少ないのでは?
[16861] 製版の人 (2014/05/29 Thu 16:08)
確認いたしました。
ありがとうございます。
当該PDFデータ、CS6上で問題なくアウトライン抽出できました。
確かに言われて見ればその通りで、この方法ならかなり幅のある応用が効きそうです。
類似のトラブルに出会う確率は高そうですし、解決策のバリエーションは多いほうが助かります。
これで溜飲が下がりました。
重ね重ねお礼申し上げます。
[16863] このは (2014/05/30 Fri 00:04)
検証を続けていたところいくつかのことに気付き、またいくつか不明点が出てきました。どなたかヒントをお持ちであればお教えください。
・「なにが起きていたか」については、とくめいその100 さんの[16850] が参考になりました。おそらく…
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・ロゴを制作する際、地名をフォントにて打ち込み。
・従来のロゴに合わせるため「効果/スタイライズ」から「角を丸くする」を選択。
・このためフォントのR部分に違和感が発生。
・これを修正してPDFを作成
したものだと思われます。ただ問題は、当該PDFにフォント情報が残っているということです。
「角を丸く」したものを一旦、「書式」からアウトライン化やアピアランスの分割、透明の分割統合すればカーブの編集はできますが、これではフォント情報は消えてしまいます。当方ではCS6までしかないのでCCでの検証ができないのですが、
★フォント情報を残したまま
★「効果/スタイライズ」から「角を丸く」し
★かつアウトラインのカーブを修正する――方法が分かりません。
どなたかご存じないでしょうか。
[16865] このは (2014/05/30 Fri 11:39)