いつも助かっています。
縦書き文章の原稿で、“ ”を使われた際、
皆さんはそのまま使用しますか?
(本来縦書き用の約物じゃないから・・と聞いたことがあり)
「 」や『 』に変えて提出すると
大抵こだわった部分を強調したいところに使われる記号でもあるので、
割と高確率で「“ “にしてもらわないと困る!」
と、修正されます。
原稿通りに、というのは我々の鉄則ではありますが、
なんともモヤモヤしたままベースラインシフトやカーニングまで駆使して
カギ括弧のように位置調整をします。
ちょっと愚痴のようになってしまいましたが、
どのように説得したらいいのか、
またあるいは、そんなオペレーターの自意識なんて邪魔なんだよ!という
叱咤でもかまいません。
皆さん、どうお考えになっていますか?
[16314] チルダッシュ (2014/01/28 Tue 17:14)
縦書き用の“ ”はない。
ないものはない。本文では無理としたうえで
ちょんちょん=ノノカギ(←化けるかも)を使う。
“ ”を“ “としたり(技術者に多い)”’インチ、アポストロフィーを使ってる原稿はむかつくな。
[16315] . (2014/01/28 Tue 19:38)
コカコーラのウーロン茶「煌」のパッケージにある説明書き部分にも縦書きで“”あったわ…。
飲料分野では結構そうなのかな?(未調査)
[16321] jdash2000 (2014/01/29 Wed 10:10)
http://magazineworld.jp/anan/anan-1883/
あの「アンアン」ですら、こんなふうに使っています。
いわゆる「ダブルミニュート」は雑誌類や広告類では使わない傾向にあると思う。
ダブルミニュートを使っているのは、新聞、書籍本文が多いんじゃないのかな。
[16316] とくめいその100 (2014/01/29 Wed 00:15)
なお、何が正しくて何が間違っている、ということではなく、
「明確なルールが存在しない」ということだろうと思います。
ダブルミニュートも横書きで使うことだってありますし。
その際、起こし側はともかく、受け側は上につく場合と下につく場合がありますし。
結局のところ、誰もが納得するルールがないってことでは?
[16317] とくめいその100 (2014/01/29 Wed 00:20)
(特に広告の)見出しや短文であればなんでもありですね。
無知がまねいた結果とも言えます。
わりと有名なのがスーパードライの“DRY”部分です。
まあ、ロゴですがあり得ない向きになってます。
出版物の組み版であれば明確なルールが存在しますね。
縦書きにはちょんちょんしかありえません。
[16318] . (2014/01/29 Wed 01:12)
スーパードライのダブルクオートは別にありえなくないです。
ああいう活字も実際にありましたから。
https://archive.org/details/1923AmericanTypeFoundersSpecimenBookCatalogue
18ページなどをご覧下さい。
結局のところ、あれは、あれが「起こし」のデザインとするならば、別にまちがいではありません。
[16319] とくめいその100 (2014/01/29 Wed 01:25)
おお、これは勉強になりました。
[16320] . (2014/01/29 Wed 01:36)
たては、ダブルミニュートへ変換がきほんだと思うの...
http://gihyo.jp/design/serial/01/indesign-tips/0008
[16322] とおりすがり.. (2014/01/29 Wed 12:54)
DTPの作業をする側ではなく、入稿する立場の人間です。
私は、縦書きで「“ ”」は使いませんねえ。
明確なルールはないと思いますが、縦組の日本語表記として美しくないと思うからです。
もっとも、言語は文字表記を含めて変化し続けるものですから、何が正解かは判らないのですが。
入稿する立場の人間としては、そうした日本語の標準表記と言いますか、そうしたものは、その都度教えていただけると大変勉強になると思っています。
そうやって言葉や文字に対する感覚を磨いていかないと、文章を書くものとして成長しないしないような気がしています。
ですから、私はチルダッシュさんのような指摘は大歓迎です。
聞く耳を持たない書き手には、モヤモヤは残るでしょうが「そんな程度の書き手」って聞き流すのも手かも知れません。
もちろん、書き手が相応のコダワリを持って使っておられる場合もあるでしょうから、それはそれで良いんじゃないでしょうかね。
[16325] トドの親父 (2014/01/29 Wed 15:02)
日本語って、そもそも漢字から始まり、平仮名、片仮名、和数字、漢数字、算用数字、アルファベット、何でもありが特徴の、世界でも稀な言語表記法だよね。
しかも縦書き、横書き自在だし。
書籍や新聞は、それぞれ独自のハウスルールで動いているのでしょう。
決定打は不在だよね。
後は使う人の感性次第。
最近私も新聞広告で縦組のキャッチにWクオーテーションを使っているのを見かけました。
強調するのに、Wミニュートよりイパクトがあった。
ま、共通ルールのほとんどないジャンルだから、新しい試みもあっていいんじゃな?
こうして日本語は進化して来たんだし。
[16327] nean (2014/01/29 Wed 21:05) mail
商業印刷物に「学参フォント」を使うことも、最近ではしばしばありますね。
そういうのに対して批判的な方もいらっしゃるようですが、論理的な根拠なんか何一つありません。
新聞じゃないのに「新聞明朝」を使う。
映画でもないのに字幕書体を使う。
これらも同様。
海外でも同様の現象は起きており、昔ならモノスペースのフォントを堂々と広告なんぞに使うことはありませんでしたけど、今は珍しくもないですね。
モノスペースフォントはプログラムリスト用だ、なんて言い出す人はいませんよ。
OCR-AやOCR-Bも、商業広告なんかで平気で使っていますから。
結局のところ、「伝われば良い」んじゃないですかね。
引用符などの場合は、「強調する」って役割を演じてくれれば。
強調、ってだけなら、色を変えても良いし、太いフォントに変えても良い。
もっと自由で良いんじゃないですか。
[16328] とくめいその100 (2014/01/29 Wed 22:28)
スレ主です。
みなさん、貴重なご意見ありがとうございます。
それぞれの方がそれぞれに胸を張ってお考えを聞かせてくださるのが
とても嬉しかったです。
変化していくもの、というのももっともだと思いますし
指摘してほしい、というのもありがたいですし、
なんでもあり、というのもその通りだと思います。
なんでこんなにこだわっていたのかというと、
美しく見えないのに直されるのやだなー、ということだったからなんです。
(主観的な話ですが)
それをどこまでお客さまに伝えるべきか、(もっと言えば押し付けるべきか)
というところで、いつもグズグズとくすぶってしまいまして。
でも、皆さんもいろいろと考えている、そしてそれに関する成文憲法はない、
ということが分かり、
ま、その都度丁寧に説明していくしかないか、という
気持ちで、ちょっと晴れ晴れとした気持ちになりました。
ありがとございました。
今後ともよろしくお願いします。
[16334] チルダッシュ (2014/01/30 Thu 13:55)
カメレスですが、
小学館発行『句読点、記号・符号活用辞典』2007によると、
縦組でWコーテーションを使った例として
櫻井秀勲「戦後名編集者列伝」2003をあげてありました。
決して皆無ではないんですね。
ただし、手動で字間調整が必要だからおっくうではあるけれど……
書き手(クラ)がそのように使いたければ、オペはやらざるを得ないんじゃない?
[16350] おじん (2014/02/09 Sun 20:30) mail