こんにちは。はじめまして。
デザイン会社で勤務して20年になります。刻々と変化していくDTPの常識にこちらのサイトでお世話になって、必死でついていっております。
さて、
最近クライアント様の意向で、印刷会社様と全くやりとりできず、『完全データにて納品』との指示を頂く仕事が増えました。
そこで、質問です。
2色印刷の際、スポットカラーをC版とM版などに置き直して、PANTONEやDICのカラーチップをつけて入稿するというのが従来の方法だったのですが、
最近、書店のノウハウ本やサイトで「2色印刷のデータ作成」を調べると、illsutratorで、カラーブックからPANTONEやDICを登録して色指定。
画像も、photoshopでスポットカラーチャンネルでを使って、PANTONE等のチャンネルを作り、2色用に作成する方法が紹介されています。
実際、ゲラの時は、最終の刷り上がりイメージに近いのでこの方法でデータを作成しているのですが、数年前、印刷会社の方から、「この方法はキケンです。」と言われ、出稿する際にはC版とM版に置き替えしてきました。
しかし、illsutratorで作成したデータをIndesignに貼付け、分版プレビューなどすると、完全にPANTONEなどの2版になっているように思え、
C版とM版に置き直すのと、どちらがより、完全データなのか?と迷いました。
結局、印刷トラブルを怖れて、やり取りできないリスクも考慮して
従来方式に直し、データとは別に、カラーチップを郵送して出稿いたしましたが
どちらの方が良かったのか?疑問が残りました。
当方の作成環境は、
MacOSX illsutrator CS5 (10.5.8)です。
印刷会社の方の、2色印刷の“今”のスタンダードについて
どちらが、安全か?新しい方法だとどういったトラブルがあるのか?を
お教えいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
[13504] Mam-D (2012/02/08 Wed 10:57) mail
せまい経験上だけでの見解ですが、
特色が生きたデータで透明効果が使われているとまず舌打ち物でした。
RIPによってはオーバープリントすらも。
ai形式では持ちこたえられる場合もありますが、
「データチェックしたら最後の仕上げにEPS書き出し、それを開き直しもせずポーイと出稿」という方というのが少なくなくて、かなり泣かされました。
ひとくちに言えないがための無難策なのだとは思います。
それでも出稿前に手元である程度の検証ができれば、あるいは。
PDFで納品できないか聞いてみるとか。
[13505] (z-) (2012/02/08 Wed 12:11)
おいそがしいところ、お答えいただきありがとうございました。
やはり、みなさまのご意見をお聞きしていると特色データは避けられるなら避けた方がよさそうかな。と思いました。
“デザイナーのデータはカンプ”
耳の痛いお言葉。トンボをレジストにすることなど、最低限の事は徹底してますが、正直、印刷機の実際についてそんなに詳しい知識を持っているわけではありません。要するに、特色でも、4色でも、『不完全データ』であると言われたいのでしょうが…。
精版屋さんに掛けアミの指示を赤鉛筆で書いて出していた時代も知っているので、
あの頃は本当に、デザイナー=カンプ、製版=印刷会社 な時代でした。
今は、デザイナーの側からすると、デザイン作業+製版な感じです。
そして、やはり営業力不足で、その+α分を頂けず…。
お互いにコミュニケーションを密に取って、負担を軽減し合いたいですね。
[13527] Mam-D (2012/02/14 Tue 12:43) mail
あるデザイナーと呼ばれる方のデータがきました。
DICの2色のデータです。トリムマークはブラック1色でした。
画像らしきものが貼ってあったので調べてみるとCMYK。
仲介している方が直接話をして下さいと言うことで連絡しました。
「前の印刷屋さんは、それでやってくれた」って。
オンデマンドのプリンターが最終なら、ともかく。
分版の必要があったので「7版出てしまいますが」と質問したところ
意味が分からないようで...。
画像の絡みがあるようでしたら特色は使わない方が良いような気もします。
[13506] A6M5 (2012/02/08 Wed 12:30)
同じく7版出ちゃう経験があります。
PDF納品なら分版出力してみれば
とりあえず何版でるかはわかるはずなのに...
たいてい話が通じなくてこちらで直す羽目になります。
しかもこっちが悪いかのように言われる(-_-;)
[13509] でんさく (2012/02/08 Wed 17:13)
>特色が生きたデータで透明効果が使われているとまず舌打ち物でした。
>RIPによってはオーバープリントすらも。
これ、今でもそうでしょうか?
最近はこういうエラーはなくなったような気がするんですが.....
HQのRIPのころは真剣になかされましたけど最近のもの、特にAPPE以降であれば問題ないと思います。
個人的にはそういう問題よりも特色設定をわかっていない人が多く、4色なのに特色設定をしたり、特色設定を適当にやって分版で7色担っちゃうデータを作る問題が多いからじゃないかなぁとおもいます。
でまぁ、正直入稿する側も「前の印刷会社では大丈夫だったから」という必殺技が使えちゃうのでなかなか改善できないような気がします。
受ける側も特色って何おいしいの?みたいな人に説明するよりも直したほうが早いのでカンプ見て直しちゃうんじゃないかなぁ.....
データの作成方法、特色のインキを変える手間など考えるとむしろ4色よりも手間がかかるんじゃないかと思う今日この頃です。
[13517] 製版やぁ (2012/02/10 Fri 12:34)
>あるデザイナーと呼ばれる方のデータがきました。
DICの2色のデータです。トリムマークはブラック1色でした
デザイナーからのデータは「カンプ」と考えるのがいいと思いますよ。
なので、そういうデータをもらったら「版下」を起こすものだと心得て置いたほうがいいと思います。もちろん料金をもらうのです。それが出来ない営業が多いですね。
[13519] コバ (2012/02/10 Fri 15:34)