当方、MacOSX 10.4.11のイラレCS4+モリサワパスポートOTF・CID環境です。
稀にクライアントからデータを頂いた際に、<ShinGoPr5 Light-83pv-RKSJ-H*>や<GothicBBBPr5 Medium-83pv-RKSJ-H*>にフォントが置き換わってしまうことがあるのですが…新ゴも中ゴシックもOTF・CID共にインストール済みなのですが、何故A-CIDやA-OTFフォントにならないのでしょうか?
最近フォントのことを覚え始めてまだまだ理解不足なので、もしかしたら初歩的な質問か、質問の仕方自体もおかしいかも知れませんが、どなたかご教示いただけたら幸いです。
[12093] rie (2011/05/23 Mon 20:50)
あなたの持っているフォントはA-OTF 新ゴPro
支給データが使っているのはA-OTF 新ゴPro5 です。
基本字体は同じですが、持っている字形の数等が違います。
一概には言えないのでオフレコですが、Pr5をPrに置き換えてもよっぽど大丈夫ですけど、ちゃんと校正はしてください。
その他にも、Pr6やPr6Nなど、新しい基準に準拠した書体が同じモリサワフォントでも増えていってます。
詳しくはモリサワのHPを見ましょう。
[12094] 無題 (2011/05/23 Mon 22:03)
早速の丁寧なご返答ありがとうございます。
HP等、色々見てみたのですが、ProやPr5、Pr6などがあり、Adobe-Japan1のどの規格に準拠しているかで、名前が違うということは理解できました。
ということはつまり、モリサワパスポートでは、Proまでしか対応できないということなのでしょうか?
Pr5やPr6などを使いたい場合は、更にフォントを購入したほうがよいのでしょうか?
度々の質問で申し訳ございませんが、ご教示頂けましたら幸いです。
[12096] rie (2011/05/23 Mon 22:43)
契約の内容によって違います。
用語が合っていないかもしれませんが、更新タイプの契約なら新フォントが出る度に
手元に送られてきますが、買い切りならもちろん追加購入しないといけません。
毎年お金を払うか、一回きりかということですね。
こちらもモリサワのHPに載ってないですかね?
一度ご確認くださいませ。
[12098] 無題 (2011/05/24 Tue 08:49)
モリサワパスポートならPro,Pr5,Pr6,Pr6Nなどモリサワで扱っている書体が全て(PC用)インストールできるはずです。
今一番新しいディスクは白いラベルに2010と書いてあるものです。
[12099] わらわら (2011/05/24 Tue 10:07)
無題さん、わらわらさん
ご丁寧にありがとうございます。
本日調べてみましたが、自分が使用しているモリサワパスポートにはきちんとPro,Pr5,Pr6,Pr6Nの全てが入っておりました。
私の調べが足りず、お手数をおかけしてしまってすみませんでした。
おかげさまで今回の問題は解決しました。
…ですがまた違う問題が出てきてしまったので…この場を借りて再度ご質問させて頂きたいのですが…。
クライアントから送られてきたイラストレーターのデータを開くとたまに下記のようなアラートが出ます。
「このフォントには、詰め情報は含まれていません。
(SBXデータ形式が使用されています)」
「このフォントには、詰め情報は含まれていません。
(CIDデータ形式が使用されています)」
色々と自分なりに調べた結果、バージョンの古いイラレデータで作成したものを、CSなどの新しいバージョンで開くと出るということはわかったのですが…データ形式の違いがよくわかりません。
何度も何度も申し訳ないのですが、ご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えいただけたら幸いに思います。
よろしくお願いいたします。
[12119] rie (2011/05/24 Tue 20:29)
相手がOCF形式のフォントを使っているという事です。
イラレのバージョンとは無関係です。
OCFがNew-CIDに置き変わった結果、どう言うことが起こるかというと
ツメ具合が変わります。
ほぼ判らないこともありますが、オーバーフローも起こり得ます。
何屋さんかわかりませんが、以下の3つしかありません。
OCFを用意する
断る
起こり得ることを納得してもらう
[12120] . (2011/05/24 Tue 22:24)
.さん、ありがとうございます。
イラレのバージョンとは無関係だったのですね。。
無知でお恥ずかしい質問をしてしまって申し訳ないです。
これはデータを開いた時点で詰め具合が変わるのでしょうか?
また、SBXとCIDでは何が違うのでしょうか?
質問ばかりで本当に申し訳ないのですが、よろしくお願いいたします。
[12121] rie (2011/05/24 Tue 22:34)
開いた時点で変わります。
CIDはフォント自体にツメの情報を持っています。
OCFはフォント自体にツメの情報を持っていないので
イラレのプラグインフォルダ内のSBXと言うファイルを参照してツメを行っています。
両者のツメ具合が同じであれば良いのですが異なっているため問題が起こります。
字形自体も異なっている場合もあります。
[12122] . (2011/05/25 Wed 00:45)
> これはデータを開いた時点で詰め具合が変わるのでしょうか?
> また、SBXとCIDでは何が違うのでしょうか?
フォントの互換が無い限り、オリジナルのままで開く事は出来ません。
敢て開くとすると更新しないで開くしか有りません。
SBXとCIDでは詰めの精度が違います。
ocfフォントは詰め情報をイラレの詰めファイル(SBXファイル)から得ていて精度は100分の1単位で、CIDはフォントファイルに詰め情報が内蔵されており、そこから得てます。精度は1000分の1。
この精度の微妙な差がリフローなどの原因になります。
また、詰めではないが、母字の更新をした字が幾つか有ったような気がします。
[12123] のっこ (2011/05/25 Wed 01:07)
材料として貰って、自分のところで出力までするなら、
OTFに置換して作り直すのがいいでしょう。
字詰めや字形等完全な再現はできないので、校正はしっかりやる。
[12124] すう (2011/05/25 Wed 11:54)
みなさん、ご丁寧に教えてくださってありがとうございます。
お返事が遅くなってしまってすみません。
私のお仕事は基本的には頂いたデータを広告用に多少いじって書き出すだけなので、必要があればフォントも置き換えますが、そこまで厳密に再現する必要はないのです。
ただ、仕事していて色々と疑問に思ってしまったので、この場を借りて勉強させてもらいました。
転職したてで右も左もわからずでしたが、みなさんのおかげで色々知識も増え、どうにかやっていけそうです。
また何かありましたらその際はどうぞよろしくお願いいたします。
[12132] rie (2011/05/25 Wed 23:29)